育慈会について
ご挨拶
社会福祉法人 育慈会
理事長 髙田 綾
保育園は、子どもたちが「家族」の次に出会う社会です。
小さな社会ですが、子どもにとっては初めて出会う世界です。
生命と安全が守られ、ありのままの自分を受容され、安心できるところ
初めて世界に出会うこども達に、世界はいいところだよと、教えてあげるのが私達の役割のひとつです。
この小さな社会の中で、こども達の心と身体は、ぐんぐん育ちます。
なかでも、相手の気持ちを想像する力、
人と力を合わせて問題を解決していく力は、集団のなかでしか育たない心の力です。
こども達は毎日の遊びを通して、自分と自分以外の人間の存在を知り、感じ、受け入れ、
自分も自分以外も大切な存在であることを少しずつ確信していきます。
それは、自分のことも自分以外のことも大切にすることのできる大人になるための土台になります。
『子どもたちよ 子ども時代を しっかりと 楽しんでください
おとなになってから 老人になってから あなたを支えてくれるのは
子ども時代の「あなた」です』
児童文学作家の石井桃子さんの言葉です。
子どもの頃に獲得した様々な感性や価値観、体験、たくさんの人との出会い、
それらがすべて「生きる力」になるのです。
子ども達に将来の自分を支える生きる力を備えて欲しい、
生きる力を育みながら大人になっていって欲しいと願っています。
そして、私たちは、みなさんの子育てのお隣で伴走していきます。
伴走と言っても、急いで走ってはいきません。
立ち止まらずに、歩き続けられる速さで
一緒に、ゆっくり、一歩ずつ歩いていきましょう。